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急増するアトバライ決済(BNPL)の落とし穴:新型闇金の手口に注意!
近年、急速にシェアを拡大しているアトバライ決済(BNPL:Buy Now, Pay Later)。中でもペイディはリアルカードの発行も開始し、その利便性から利用者が増えています。AmazonやAppleなどでも利用できる手軽さが魅力ですが、その裏でアトバライサービスを悪用した新型闇金の手口が横行しているという実態があります。今回は、その巧妙な手口と対策について解説します。
年利2400%!?アトバライ現金化の闇
闇金の新たな手口として注目されているのが、アトバライ現金化です。その手口は以下の通りです。
- 価値のない商品を高額で購入: 例えば、英語教材やFX教材など、通常では価値がないと思われる商品を5万円で購入させます。
- レビューを書くとキャッシュバック: 商品購入後、レビューを書くことを条件に、3万円程度のキャッシュバックを提示します。
- 手元に残るのはわずかなお金: 5万円の商品を購入し、レビューを書くことで3万円が振り込まれます。しかし、アトバライの支払いは20日後や1ヶ月後に5万円となるため、手元には3万円しか残りません。
- 高額な利息を支払うことに: 実質的には、価値のない商品を高額で購入させられ、短期間で高額な利息を支払うことになります。
この手口の巧妙な点は、一見すると通常の取引に見えることです。しかし、実際には価値のない商品を無理やり購入させ、レビューを書かせることで一部を返金し、最終的には高額な商品代金を支払わせるという、悪質な闇金の手口なのです。
なぜアトバライ現金化が横行するのか?
アトバライ現金化が横行する背景には、以下の要因が考えられます。
- 手軽さ: アトバライサービスは、クレジットカードを持っていなくても手軽に利用できるため、資金繰りに困っている人が利用しやすい。
- 審査の甘さ: クレジットカードに比べて審査が甘いため、闇金業者にとって利用しやすい。
- 法の抜け穴: アトバライサービスは、貸金業法などの規制を受けにくいため、闇金業者が暗躍しやすい。
被害に遭わないために:注意すべきポイント
アトバライ現金化の被害に遭わないためには、以下の点に注意しましょう。
- 「後払い現金化」という言葉に注意: 「後払い現金化」という言葉を見かけたら、まずは警戒しましょう。
- 高額なキャッシュバックに注意: 高額なキャッシュバックを謳う業者には注意が必要です。
- 価値のない商品を高額で購入しない: 商品の価値をよく確認し、不当に高額な商品を購入しないようにしましょう。
- 利用規約をよく確認する: アトバライサービスの利用規約をよく確認し、不明な点があれば業者に問い合わせましょう。
- 怪しい業者には近づかない: 少しでも怪しいと感じたら、利用を控えましょう。
まとめ
アトバライ決済は便利なサービスですが、その手軽さゆえに悪用されるケースも存在します。今回ご紹介した新型闇金の手口は巧妙で、一見すると通常の取引に見えるため、注意が必要です。被害に遭わないためには、常に警戒心を持ち、怪しい業者には近づかないようにしましょう。
もし、すでに被害に遭ってしまった場合は、警察や弁護士に相談することを検討してください。
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