大手消費者金融プロミスとモビット、同一グループでも審査結果が異なる理由とは？【体験談】

今回は、大手消費者金融であるプロミスとモビットについて、興味深い体験談を基に解説していきます。ご存知の通り、モビットはSMBCグループ、そしてプロミスもSMBCコンシューマーファイナンスという事で、両社ともSMBC（三井住友）銀行系の消費者金融です。

今回、情報提供者のA様から、プロミスでは借入れができたものの、モビットでは借入れができなかったという、通常では考えにくいケースについてお話を伺うことができました。さらに、A様がプロミスで借入れを成功させるために行った、ある裏技についてもご紹介します。

過去の借入れ状況と申し込み状況

まず、A様の過去の借入れ状況について触れておきましょう。以前の情報提供によると、A様は当時、5社から合計1360万円、さらに別の5社から122万円を借りている多重債務者でした。資金が必要となり、総量規制により消費者金融からの借入れが難しい状況だったため、1ヶ月足らずの間に銀行カードローン、クレジットカード、中小消費者金融など、約20件もの申し込みを行ったものの、全て否決されてしまったそうです。

当時、5社から借入れがあったうちの1つにレイクがあり、契約当初は8万円の限度額だったのが、突然6万5000円に減額されていました。返済の遅れが原因かと思っていたところ、ダメ元でレイクに収入証明を提出したところ、8万円から10万円への増額が承認されたそうです。A様は、申し込みブラックで多重債務者であるにも関わらず、増額が承認されたことに驚いていました。ちなみに、数ヶ月前にレイクのおまとめローンは否決されています。

プロミスへの再挑戦と審査結果

2ヶ月前にプロミスに申し込んだ際には、延滞もなく、3秒診断では「お借入れ可能」と表示されたものの、本審査では否決されていました。しかし、その後、借入れしていた消費者金融1社を完済し、改めてプロミスに申し込んだところ、9万円の借入れが承認されたのです。

A様は、SMBCモビットにも借入れがあり、時折延滞したこともあったため、同じSMBC系列のプロミスで借入れができるとは思っていなかったそうです。通常、同一グループであれば情報が共有されており、両方とも否決される可能性が高いと考えられます。

プロミスで借入れができた理由

A様がプロミスで借入れができた理由として考えられるのは、アイフルを完済したこと、つまり、借りては返すという実績を積み重ねたことにあるのではないでしょうか。多重債務の状態では審査が厳しくなるのは当然ですが、既存の借入れを減らすことで、返済能力が向上したと判断された可能性があります。

消費者金融の現状

最近では、プロミスやモビットといった大手消費者金融でも、少額融資が増えている傾向があります。ペイディやアト払いサービス（BNPL）の台頭により、小口融資のニーズが高まっているため、消費者金融としても対応せざるを得ない状況になっているのかもしれません。

以前は30万円や50万円といったまとまった金額の融資が多かったのですが、最近では9万円、あるいは3万円や5万円といった少額融資でも審査が通るケースが増えています。大手だからといって諦めずに、一度申し込んでみる価値はあるかもしれません。

今回のA様の体験談は、消費者金融の審査基準や融資状況が変化していることを示唆する貴重な情報です。ぜひ参考にしてみてください。