CICに新たな審査システム「IDA」導入！金融ブラックへの影響は？審査が厳しくなる？

クレジットカードやローン審査に大きな影響を与えるCIC（指定信用情報機関）に、新たなシステムが導入されたようです。今回は、その詳細と金融ブラックの方への影響について解説します。

CICとは？

CICは、クレジットカード会社が共同で設立した信用情報機関で、正式名称は「株式会社シー・アイ・シー」といいます。クレジットカードの作成、ローン契約、キャッシングなどの際に、CICのデータが審査の参考にされます。

CICには、個人のクレジットカードの利用履歴、ローンの契約状況、支払い状況などが記録されており、これらの情報に基づいて、カードの発行やローンの可否が判断されます。

新システム「IDA」とは？

今回導入されたのは、「IDA」というシステムです。これは、CICとJICC（日本信用情報機構）という別の信用情報機関との間で、カードローンなどの残高情報を共有するシステムです。

IDA導入の目的

これまで、クレジットカードの審査では、キャッシングやカードローンの利用状況が十分に把握できていない場合がありました。しかし、IDAの導入により、他社のカードローンやキャッシングの利用状況がより詳細に把握できるようになります。

具体的には、以下の情報が共有されるようになります。

• 金融機関のカードローン残高
• クレジットカードのキャッシング利用状況
• 貸金業者の貸付残高

これにより、審査を行う側は、個人の借入状況をより正確に把握し、返済能力をより厳密に判断できるようになります。

金融ブラックへの影響

IDAの導入は、特に金融ブラックの方にとって、審査がより厳しくなる可能性があります。

審査が厳しくなる理由

これまで、複数のカードローンやキャッシングを利用している場合でも、CICの情報だけでは、その全容を把握することが難しい場合がありました。しかし、IDAの導入により、他社の借入状況が明確になるため、多重債務の状態にあることが判明しやすくなります。

その結果、返済能力に不安があると判断され、クレジットカードの発行やローンの審査に通ることが難しくなる可能性があります。

注意点

IDAの導入によって、具体的にどの程度審査が厳しくなるかは、現時点では不明です。しかし、多重債務の状態にある方は、これまで以上に注意が必要です。

今後の対策

クレジットカードの新規作成やローンの利用を検討している方は、以下の点に注意しましょう。

• リボ払いやキャッシングの利用を控える
• 複数のカードローンを利用しない
• 自身の信用情報を確認する

特に、クレジットカードのキャッシング枠やリボ払いは、利用状況によっては信用情報に悪影響を与える可能性があります。できる限り利用を控え、計画的な返済を心がけましょう。

まとめ

CICに導入された新たなシステム「IDA」は、クレジットカードやローンの審査に大きな影響を与える可能性があります。特に、金融ブラックの方にとっては、審査がより厳しくなる可能性があるため、注意が必要です。

今後も、IDAに関する情報や審査への影響について、詳細が分かり次第、ご紹介していきたいと思います。